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Sunday, September 19, 2021

【正論】産業遺産情報センターと朝日新聞 産業遺産情報センター長・加藤康子 - 産経ニュース

産業遺産情報センターに展示された軍艦島の元島民らのパネル写真=東京都新宿区(同センター提供)
産業遺産情報センターに展示された軍艦島の元島民らのパネル写真=東京都新宿区(同センター提供)

≪「展示改めよ」への疑問≫

長崎市の端島(はしま)炭坑(通称・軍艦島)を含む世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」について、ユネスコ(国連教育科学文化機関)は7月22日、戦時徴用された朝鮮人労働者に関する「産業遺産情報センター」の説明が不十分だとして「強い遺憾」を盛り込んだ決議を採択した。決議に付されたユネスコとイコモス(国際記念物遺跡会議)の合同調査報告書は、日本政府が東京都新宿区に開設した「産業遺産情報センター」の端島炭坑の展示に対し、「犠牲者を記憶にとどめる」措置としては「より暗い側面」を含め「多様な証言」を提示するよう求めている。

決議に呼応し、7月27日の朝日新聞に「産業革命遺産 約束守り、展示改めよ」という社説が掲載された。「必要なのは、情報センターのあり方を改めることだ。犠牲者の記憶の展示と情報発信を確立するよう、幅広い専門家の意見を仰がねばならない。どの遺産であれ、多くの歴史には陰と陽の両面があり、その史実全体を認めてこそ世界共有の財産になりうる。日本政府は決議を謙虚に受け入れ、ユネスコとの約束を果たすべきだ」との主張である。

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