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Wednesday, February 23, 2022

スマホの充電時間が大きく変わる、USB端子の見分け方 - ITpro

全743文字

【Q】Type-AよりType-Cは大電力?

 スマホをパソコンに接続して充電するときは「USBのType-A(タイプA)よりType-C(タイプC)に挿したほうが短時間で充電できる」と思っている人がいるが、その考え方はあながち間違いではない(図1)。どちらの端子にも挿せるなら、迷わずタイプCを選ぼう。データ転送速度はUSBの規格に依存するが、こと給電能力に限っては、タイプCのほうがタイプAよりも優秀だ。

スマホを短時間で充電したい

スマホを短時間で充電したい

図1 スマホやタブレットをパソコンのUSB端子に接続して充電することは多い。その際、Type-AとType-Cのどちらに挿したほうが短時間で充電が完了するのか、ぜひ覚えておこう

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転送速度と給電能力は別物 タイプCはおしなべて大電力

 充電にかかる時間はUSB端子からの電力が大きいほど短くなる。タイプAは2.0が2.5W、3.2が4.5Wと、スマホ充電端子としては能力不足が否めない。その一方でタイプCは標準電力規格の「Current 3A(カレント3アンペア)」で最大15Wまで流せる。タイプAより圧倒的に大きい。

 タイプCの電力規格で最上位に君臨するのがUSB PDだ。この規格は主に電圧(V)を上げることで最大電力100Wを実現している。使うにはパソコンとスマホの両方が対応することが必要だが、タイプAで5時間かかった充電がわずか50分で完了(図2)。空いているなら迷わずPDを使いたい。

USB PDの充電なら圧倒的に速い

USB PDの充電なら圧倒的に速い

図2 USB PD対応のスマホを、パソコンのType-A 3.2端子に接続したときと、PD対応Type-C端子に挿したときの満充電までの時間を計測した。Type-Aだと約5時間もかかったが、PDで約50分で充電が完了した

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 タイプA端子しかない古いパソコンではUSB BCに注目。これはスマホ充電向けのタイプA電力規格で、最大7.5Wと通常よりも大電力だ(図3)。

一概にType-Aが遅いとはいい切れない

一概にType-Aが遅いとはいい切れない

図3 Type-Aのオプション機能である「USB Battery Charge(USB BC)」とType-Cの「Current 1.5A」はいずれも7.5Wなので、必ずしもType-Cのほうが大電力とはいい切れない。とはいえ、USB BC端子がないパソコンならType-Cで充電したほうがよいのは明らか。最強はUSB PD対応のType-C端子で、最大100Wまで給電できる

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