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Monday, July 26, 2021

水谷隼と伊藤美誠は「ご近所さん」…タイプ違う「兄妹」の絆が卓球王国・中国の壁打ち破る - 読売新聞

 卓球混合ダブルスで、日本卓球界初の金メダルを勝ち取った水谷 じゅん 選手(32)(木下グループ)、伊藤 美誠みま 選手(20)(スターツ)は、静岡県磐田市の同じスポーツ少年団で腕を磨いた。互いを深く知る2人が、厚い中国の壁を打ち破った。

 3―3で迎えた最終ゲーム。中国ペアが最後にレシーブミスした瞬間、2人は抱き合って喜んだ。「すんごくうれしい」。伊藤選手は試合後、満面の笑みを浮かべた。

 今も下の名前で呼び合う仲だ。2人とも水谷選手の父・信雄さん(61)、母・万記子さん(59)がコーチを務める豊田町卓球スポーツ少年団で指導を受けた。

 伊藤選手が4歳でスポ少に通い始めた頃、水谷選手は日本の若きエース候補。近所同士、家族ぐるみのつきあいを続けてきた。水谷選手は地元に帰ると伊藤家に顔を出し、「妹分」をおんぶしてかわいがった。水谷選手は今も冗談めかして「僕の中で彼女は5、6歳で止まったまま」という。

 スポ少時代、2人は浜松市の「ヤマハクラブ」へ出稽古に通い、実業団で活躍した今福護さん(65)の下で教わった。どんな回転のボールも返す水谷選手は天才肌。伊藤選手は負けず嫌いで、大人と試合をして負けると何度でも勝負を挑んだ。

 今福さんは、個性の違う2人を「タイプが違うから対応力が高く、気心が知れているから、うまくカバーし合える」とみる。

 伊藤選手が「女子選手の中で、わかり合えるのは私だけ」と自信を見せれば、水谷選手は「彼女はこれと決めたら必ず強気に攻めてくれる」と信頼を置く。

 中国との決勝。序盤にリードされた時も、水谷選手は硬い表情の伊藤選手に声をかけ続けた。培ってきた「兄妹」の絆が勝利をたぐり寄せた。(有留貴博)

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