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Monday, November 9, 2020

令和の“大阪長屋”公開 寺西家住宅で48タイプ - 大阪日日新聞 - 大阪日日新聞

大阪ニュース

2020年11月10日

 近代大阪の街を形成した都市型住宅の長屋。特に玄関前の「表庭」と敷地奥の「裏庭」を設けた様式は大阪独自型で、戦前の大阪市内の貸家の9割を占めた。現代は都心回帰が進む一方で、生活に緑や自然を求める傾向が高まっている。「今後の都市生活のヒントは、大阪長屋にあるのではないか」とのコンセプトで、令和時代の都市型住宅を提案する「新・大阪長屋展2020」が13日から、大阪市阿倍野区の国登録有形文化財「寺西家住宅」で開かれる。

現代の暮らしに合った大阪長屋を提案する高橋さん=大阪市内
明治期の「通り庭型」、大正前期の「裏庭型」、大正後期の「裏庭+表庭型」の模型(左から)

 長屋は、大きく3タイプに分けられる。玄関から裏庭まで炊事場を兼ねた通り庭(土間)が貫く明治時代の「通り庭型」、下水道が整備された大正時代には、通り庭がない「裏庭型」が現れ、次に前面道路側に塀で囲んだ表庭を備えた「裏庭+表庭型」が主流になった。現在残る長屋の多くは「裏庭+表庭型」だ。

■「裏庭+表庭型」

 展示を企画したのは、一級建築士の高橋啓さん(49)。一般住宅の設計と並行し、5年の歳月を費やして展示する全48タイプの建築模型と図面を製作した。

 全てのタイプは、「裏庭+表庭型」をベースに現代化した住宅。最小で16坪(52・8平方メートル)から最大で50坪(165平方メートル)まで、敷地面積ごとに提案した。

 間取りは全て3LDKで、1階は駐車スペースや店舗活用も想定。現代的なデザインは一見、長屋がもたらすノスタルジーからはほど遠い印象だが、あくまでテーマは「令和時代の長屋」。いずれも、特徴である前面と裏面に庭や緑を配し、長屋の本質を受け継ぐ。

 最大の懸案は、市内に残された宅地の多くが狭いこと。市内の宅地平均は26坪(85・8平方メートル)で、狭小敷地で一番多いのは、2間間口(約3・6メートル)。そのため、「大阪の定番プラン」として、平均未満の17坪(56平方メートル)から25坪(83平方メートル)を4分類し、計20タイプを提案した。

■本質を押さえる

 新型コロナ禍で在宅勤務や外出自粛が浸透し、在宅時間が増えた。そのため、郊外や地方への移住、自宅でも仕事スペースの確保、通風や庭など快適さを求められているが、高橋さんは「長屋はそれらの本質を押さえている。矛盾はない」と言い切る。

 「戦後、大阪長屋は団地やビルのような家に置き換えられ、都市型住宅として進化しなかった。都市を楽しみ、豊かに暮らすためのヒントとして大阪長屋を考えてほしい」と話す。

 ◇展示会は13〜15日、20〜23日。午前11時〜午後6時。マスク着用や手指消毒などコロナ感染防止対策を施す。入場無料。

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