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Saturday, August 22, 2020

【グランプリから大陸横断旅行まで】ブガッティ・タイプ57Sカブリオレ 前編 - 試乗記 - http://www.autocar.jp/

もくじ

ー公道最速マシンをオーダーしたマシソン
ーストレートでは180km/hに達した
ー課題は冷間時の始動性と弱いブレーキ
ーコルシカ製ボディを載せ替えレーサーに
ー大女優、ミラ・パレリーへ一目惚れ

公道最速マシンをオーダーしたマシソン

text:Mick Walsh(ミック・ウォルシュ)

photo:Tony Baker(トニー・ベイカー)

translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

 
第二次大戦より昔、公道を走れる最速のクルマを手にすることは、現代以上に特別なことだった。大金を用意して、好みのディーラーへ向うだけでは済まなかった。

例えば、モーターショーのブガッティ・ブースを訪ね、高性能なシャシーを契約。続いてボディを手掛けるコーチビルダーを訪ね、高速走行に適したボディをデザインし、生み出してもらうことが必要だった。

ブガッティ・タイプ57Sカブリオレ(1936年)
ブガッティ・タイプ57Sカブリオレ(1936年)

28歳の裕福なスコットランド人のアマチュアレーサー、トーマス・マシソン。ブガッティの大ファンでもあった彼は、1936年のモーターショーで、同じことを実行している。

ロンドンのブガッティ・ディーラー、コロネル・ソレル社のブースを訪れ、マシソンは最新のタイプ57Sを注文した。フランス・モルスアイム産の、当時の公道最速マシンだ。

契約のために、ソレル社はグランプリ・レーサーのエース、ウィリアム・グローバー・ウィリアムズを招聘。テストドライブの機会を設けた。モナコ・グランプリの勝者との試乗は、忘れられない体験となったようだ。

「新しいブガッティ・タイプ57Sのデモンストレーションのために、レーサーのウィリアムが来英。土曜日の朝にイングランドの街、ベイジングストークへ向かいました」。マシソンは、後にフランスの自動車雑誌に対し回想している。

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